「完璧な盗難対策は、ない!」 自転車盗難対策として、スポーツ自転車2台持ちのススメ その2

 

部品単位でも盗まれる

 

スポーツ自転車の部品は、素手で簡単に外せたり、工具があればネジ一本までばらせます。

フレームやホイールをカギでくくっていても、他の部品をすべてガードすることは現実的ではないのです。スポーツ自転車の世界ではひとつの部品だけでも数千円から数万円とかわりと普通ですからね。そんなのがポケットに入る工具だけで切って外せてホイホイ持って行けるんですから。

ハンドルまわりであれば、ブレーキワイヤーとシフトワイヤーを適当にバチンバチンとワイヤーカッターで切って、ステムのボルト2~4本ゆるめれば、ハンドルとブレーキレバー、シフターがあっという間になくなります。1~2分でできるんじゃないですかね。

 

最近はHEXLOXというねじ頭をふさぐパーツもクラウドファウンディングで登場しました。ねじ頭に工具が入らないようにして部品単位で盗まれるのを防ぐ、アイデアグッズの一種です。

 

hexlox

出典:HEXLOX(Kickstarter)

日本語ではASCIIで詳しく書いてありました。

HEXLOXは磁石なので、ねじは鉄製でないといけませんから、錆びには気をつけないといけませんね。室外保管の自転車には不向きだと思います。

それに、いろいろな場所につけたらHEXLOX数が多くなって5千円から1万円弱かかりそうです。20万円以上の自転車を屋外駐輪するなら、それだけのお金をかけてでも使おうかという気にもなりますが。

アルミのパーツやカーボンフレームなんかは、ディスクグラインダーで不要な部分を切るほうが手っ取り早そうです。高級パーツは基本的に薄く軽いので、破壊は簡単になります。

頑丈なカギを避けてフレームを破壊してもなお、価値があるパーツが残るので油断できません。もしパーツ単体で数万円という自転車であるならば、こういうリスクもあることは念頭に置いてもいいかと思います。

パーツは製品個々のシリアルナンバーがないと探すのにお手上げですからね。もし、怪しいものがオークションなどで見つかっても、盗まれたほうがなんらかの証明責任を果たせないと相手の犯罪を追求できません。

 

 

人目につくところに駐輪すれば大丈夫?

 

どこかで聞いたのか見たのか、窃盗団は目を付けた自転車を盗むときはグループで行動するとか。

そのオーナーが自転車を駐輪して離れたらオーナーを尾行。もう一方が窃盗作業して、オーナーがすぐ戻りそうなときには連絡をするという話です。。

こうなってくると、盗難多発地帯であれば、高級車は5分の駐輪でも盗まれるんじゃないかと思うほどです。

秋葉原とか日本橋あたりで盗難の話が多いのですが、そういう窃盗団が暗躍していてもおかしくないと思います。

 

他人が自転車のカギを破壊していても気にしないかもしれませんよ。格好がカギ屋さんなどの業者っぽく偽装されていたとしたら? 自分の自転車じゃなかったら関心を持たず、なんかやってるな~ぐらいにしか思わないんじゃないでしょうか。

 

ある自転車泥棒によると……

──郊外で盗む? それとも中心街?

 

関係ないね。考えてみなよ。夜に自転車を盗んでいるのを見ても、誰も何も言わないだろ。俺の顔を見もしないよ。前に、ワイヤーを何本もよじり合わせたチェーンを切ったことがある。ボルトカッターだと切るのが難しい。でも、5ユーロのニッパーだと3分だ。1本ずつ切らないといけないけどね。切っている間に男の子がひとりそばを通ったけど、下を向いたままだったよ。

 

出典:自転車泥棒が語る「自転車の盗み方」と「盗難を防ぐ方法」  WIRED

 

いまはスマホで音楽聞きながらSNSでも見てうつむき加減で”ながら歩き”だったりするので、余計に他人の行動を気にしないかもしれませんね。

 

 

自転車盗難保険は?