「完璧な盗難対策は、ない!」 自転車盗難対策として、スポーツ自転車2台持ちのススメ その2

 

 

自転車盗難対策として、スポーツ自転車2台持ちのススメ その1 の続きです。

犯罪統計資料などを見て、スポーツ自転車であれば盗難されて30件につき1件が見つかるんじゃないの?って話でした。

続いて盗難対策や盗難保険について考えてみますね。

 

カギに過度な期待をしない

 

カギはなんらかの方法で破壊できます。ただ、破壊にかかる手間を増やすことで、泥棒を遠ざけられます。

自転車用のカギを破壊テストするという雑誌記事を担当したことがあります。

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そのときは記事に写っているボルトカッターで、U字ロックも含めてすべてのカギを切断しました

チェーン、ワイヤー、多関節、計5種類は1分以内に切断。U字ロックは3分強と時間かかりました。
編集部が用意したU字ロックが実売2000円弱の安価なものだったから切断できたのかもしれません。
後日談として、写真のU字ロックの売り上げが上がって感謝の電話が編集部にあったそうです。

焼き入れしたU字鋼だったら破壊は難しかったかも。しっかりとした作りで焼き入れ鋼のU字ロックだと、価格は2~3倍ぐらいのブランド品、トレロック、アブス、クリプトナイトあたりが定番でしょうか。最近はノグも人気あるみたいですね。

また、U字ロックは体重をかけにくい高い位置にあれば、破壊はさらに困難になります。だから、地面に置くような場所ではカギとしての効果は半減します。雑誌のテストではカギ単体を床に置いて切断したのが3分強だったので、宙に浮いていたら10分かけても切れなかったかもしれません。それだけ時間がかかりそうだったら、自転車泥棒は最初から手をつけようとは思わないでしょう。

カギはU字ロックで焼き入れ鋼がオススメです。場合によってはホイールやシートポストなど部品で盗まれやすいものをくくるために、「盗ませないぞという意思表示(または時間稼ぎ)」として1.5~2m程度の長めのワイヤーを組み合わせるといいでしょう。

多関節はとりあえず安いものはやめましょう。手で破壊できるという評判だったので、僕も実践したら手で破壊できました。1万円弱ぐらいの高級な焼き入れ鋼であれば、ボルトカッターでも破壊は難しいと思います。収納はしやすいのですが、可動部があるぶんだけ破壊リスクは高くなります。

ワイヤーロックは皮膜にナイロン繊維などの切りにくい素材を使った繊維カバーを組み合わせているものがオススメ。カッターなどで皮膜を切ってからじゃないと中のワイヤーを切れないので時間がかかります。時間がかかるカギを使っていること自体が自転車泥棒を遠ざけます。

チェーンロックもワイヤーと同程度の破壊リスクです。意外とあっさり切れます。

ワイヤーロック単体で使う場合は、短時間の買い物ぐらいで使うほうがいいでしょうね。素人の僕でも簡単に切れますから。

 

カギをどれだけ頑丈にしても、構造物にくくりつける、いわゆる「地球ロック」をしても、安心できないんですけどね。

昔知り合ったある少年が、「××と××と××でエイってやればU字ロックも一発ですよー(^^)」なんてにこやかに言ってましたね。

詳しく書きませんけどね……。

そんなもんなので、僕はカギを信用していないんです。

 

 

部品単位でも盗まれる