「スポーツ自転車って何万円ぐらいを買えばいいですか?」

この3台をまとめてみると……

 

モデル名 価格 重量 変速 ブレーキ その他
GIANT
ATX 27.5 2
53,000円
(税抜き)
15.1kg
(405mm)
リア7段変速 機械式ディスクブレーキ スタンド付き、ペダル付き、サスロックアウトなし
GIANT
ATX 27.5 1
58,000円
(税抜き)
15.0kg
(405mm)
リア8段変速 機械式ディスクブレーキ スタンド付き、ペダル付き、サスロックアウト有り
GIANT
TALON 27.5 3
75,000円
(税抜き)
13.9kg
(430mm)
リア9段変速 油圧式ディスクブレーキ スタンドなし、ペダルなし、サスロックアウト有り

 

TALON 27.5 3はスタンドつかないですね。ウェブサイトのコピーには

手にしたその日から里山トレイルやレースイベントを楽しむことができる、リアルオフロード仕様。

って書いてありますからね。確かにスタンドは結構重いし、レースではスタンド装着不可が普通ですから。

片や、廉価なATX 27.5シリーズのコピーは

ダートから舗装路まで対応するセミブロックタイヤと、普段使いに便利なキックスタンドを標準装備するオールラウンドなバイク。

って書いてあります。あっ、セミブロックタイヤなんですね。スペック表では気づきませんでした。これは、タイヤセンターのブロックの高さが低くて、舗装路でも走りが軽いってことです。

つまり「マウンテンバイクだけど、舗装路のことも考えてるんですよ。街乗りにも使いやすいんですよ」ってことをこのコピーで言っているわけです。ハァーなるほどね。ちゃんと読んでみるもんだべ。

TALON 27.5 3にはペダルもついてないですね。このクラスになると、ペダルがついていなくても珍しいことではありません。好きなペダルを買ってつけてねってことなんでしょうね。ペダルがつかない分は安くなっているのでしょうから、ビンディングペダルなどを付けたい人にはいいかもしれません。

サスペンションのロックアウトはあればいいけど、立ち漕ぎを頻繁にするのでなければ無くても困らないかも。座って普通にペダルを漕いでいる分には、サスペンションが動いていても、あまり気にならないと個人的には思います。

機械式ディスクブレーキと油圧式の違いについて言えば、油圧式のほうがコントロール性がよくスピードの微調整がしやすい。油圧式でもシマノであれば安心ですね。TALON 27.5 3は残念ながらテクトロ製で、廉価モデルでは広く採用されるブランドです。安全に関わる部分なので、この価格帯ではシマノ以外にオススメは考えられません。でも7~8万円クラスでは難しいのでしょう。どんなジャンルであっても、10万円以下でシマノ製ブレーキがついていれば、まず安心といったところです。それは、かなり少数派でしょうけど。

ブレーキは一番妥協してはいけない部分ですが、ここがコストダウンの対象になるブランドは少なくないですね。

あ、あと重量ね。TALON 27.5 3の軽さがぬきんでています(スタンドとペダルがない分が要素として大きいのカナ?)。

違いは、こんな感じです。

ただ、1台目のスポーツ自転車で街乗りだけでなくオフロードも走ってみたい、ということであれば「一番安いGIANT ATX 27.5 2でいいよね」と自分ならそう思いますし、相談者が知人であってもそう薦めます。

 

価格が2倍でも、性能は2倍にならない。

 

予算さえ許せば高価なほうがモノがいいに決まってます。でも、右も左も分からないような状態だったら、最初に買う1台は5万円ぐらいでもいいと思うんです。

価格が10万円、つまり5万円の2倍になったら、性能が2倍になるわけでもない、耐久性が2倍になるわけでもない。軽さが1/2になるわけでもない。ブレーキかければ、半分の距離で止まれるわけでもない。

誤解の無いように書いておきますけど、確実に性能は上がるし、気分も上がりますよ。気分的には2倍以上の喜びかもしれないんで、それはそれで喜ばしいことです。

最初の1台を購入するにあたって、予算に5万円の余裕があるなら、ヘルメットやポンプなど必需品の購入費にしたり、ツーリング先での食事を楽しんだりするといいんじゃないですかね。

それに、本当に自転車が楽しいと思えば、2台目にもっといい自転車が欲しくなります。

2台目にいい自転車を買って、廉価な1台目は街乗り用、普段使い用とするのもアリですよ。