シクロクロス東京に見た、だれでも0.1秒速くなれる「簡単、安全、速い」コーナリング術

 

で、実際にみんなどんな走りをしているのかな~ってことで、動画も撮ってみました。

まずはC2。レース経験が多数ある選手で構成されています。

動き、スピード、ライン取りが、選手によってばらつきが大きいと思いませんか?

 

続いてCL1。女子のトップカテゴリーです。
なかでもきれいだな-っと思ったのが、こちらの選手。

2人目の武田 和佳選手(Liv)の走りは、2つめの直角コーナーをコーナーとして走っていません。

スロープに入る前にコーナリングを終えているのです。

スロープの上部からペダルを漕いでいます。つまり意識的にはスロープの下りはじめから次のストレート区間として走っているのです(ウラはとってませんけど、解説としてね)。

 

先の動画でC2の選手でも、同様のライン取りをして追い抜きをかけています。

そのシーンを見てみましょう(57秒あたり)。

動画では映っていない一つ目のコーナーの進入部分ではアウト側から大きく回り込んで、二つ目の直角コーナーでインをついています。大回りした選手が先にスロープに入っているので、抜かれたほうはラインをふさがれてさらに減速を強いられています。

アウト~アウト~インというライン取りなので、コーナーでもスマートに追い抜いていると思います。

 

そして、エリート男子。

ライダーが離れはじめた2周目です。
1周目に比べて他のライダーにラインを左右されにくくなっていますはずです。

それでも「2段階右折」している選手は少なくありません。ここを二つのコーナーとして走っているのです。

鉄柵に突き当たるようにして曲がったり、曲がりながら加速してタイヤをブリブリいわせたりしています。舗装路に泥が乗っかっていて滑りやすいうえに、バイクはコーナリング中でまだ傾いているわ、タイヤはクロス車特有の低圧セッティングだからパワーを欠けてもタイヤがヨレるわで、スロープを降りてから再加速するには悪条件が重なってしまうのです。

 

エリート男子でもライン取りの違いでわかりやすいシーンがありました。(2分10秒あたり)

一見すると、上段から下段までのストレート折り返し全体で見ると、ライン取りの違いから特に差が詰まったというようには見られません。

このように、ある程度長丁場になってくると、このわずかな区間を切り取って全体を語ることはできないのだと思います。

でも、個別にタイムを計るタイムトライアルなら明らかに差が出ますよ。

スロープからの下段ストレートへのスピードのノリの違いは明らかなのがわかりますよね。
動画編集ソフトで同区間を計ってみると……

おお、本当に0.1秒は縮まってるっぽい。

長くなったので検証記事でも書きますね。

サブテーマは「なぜ真波山岳くんには翼が生えるのか」、かな?