シクロクロス東京に見た、だれでも0.1秒速くなれる「簡単、安全、速い」コーナリング術

タイトルの「0.1秒速くなれるコーナリング」について解説しましょう。

テーマは

簡単、安全、速い。

ペダリングやフォーム、高価な機材に執心することなく、ダイエットの必要さえなく、確実にタイムを削れます。

私が注目したのが180度ターン。

出展:シクロクロス東京 コース図(http://www.cyclocrosstokyo.com/?page_id=3233)

イラストの左下で指さししている部分です。

s-184

こんな場所です。二つの直角コーナーを、スロープ状にしている階段部分でつないでいます。

 

s-205

曲がりきると、30~40mほどの直線につながっています。

s-208

その手前側はこのようになっています。
直線から折り返してまた直線。
レース的な盛り上がりはなく、単調で目立たない場所です。
シクロクロスらしさを想起させる、シケインや砂浜ではないので通りすがりの観客がたまにいるぐらいのひっそりとした場所です。

路面は舗装路やコンクリート、板(人工芝シート)のように、均質化されています。

また、砂や泥のように形を変えてしまうものであったり、木の根っこや岩のようにそれぞれ異なる形状であったりしません。

私がここに注目したのは、まずコースを構成している要素が単純かつ少ない、つまりシンプルであるということです。シンプルであるがゆえに、選手の走り方の違いがわかりやすい。

そしてシンプルなのでイメージを共有しやすいのです。

 

ここでは、路面にたまっている砂、泥が不安定な要素です。

ちなみに、写真は2日目の午後、雨上がりなので、路面はウェットでしかも泥で滑りやすくなっています。

 

ここで、もう一度、同じ写真を拡大して見ましょう。

s-205--

スロープを下りきったところに水切りがあります。

水切りには、溝に落ち葉や砂がたまっています。溝は走行に影響するほどの段差ではありません。

ただし、砂や落ち葉、そして2日目は泥といった滑りやすいものが集まっています。2日目は泥がどんどん路面を覆っていったので、ますます滑りやすくなっています。

晴れていた初日は砂がたまっていました。晴れていても雨が降っていても、どちらにしても不安定である。つまり曲がりにくい、ということです。

不安定な場所は曲がるべきポイントではありません。
もちろん、ブレーキをかけるポイントでもありません。

 

ここは180度ターンなので、曲がる前にかなり減速しなければいけない。
そして、スロープを降りきってから、平坦の直線で再加速したい。

スピードを落とさなければいけないし、直線で再加速したいし……。
相反する要素がそろっているわけです。

それをうまくつないでくれるのが……

s-184--

はい、もうお気づきですね。このスロープくんなのです!

このスロープくんを加速区間として使いたいわけです!

それなのに、けっこう多くの選手が加速区間でブレーキをかけているし、曲がってはいけない場所で曲がっているんですね。

せっかくの加速区間で減速していますよ。
ああ、もったいない!

ここをうまく使えば、転倒するリスクが減るうえに、加速のための余分な力を使わずに速く走れます。

しかも難しいスキルは一切必要ないのです!